早嶋です。
最近、お昼にテレビを見ることは殆どありませんが、昼のメロドラマを見ていると家庭用品メーカーの宣伝が多いですよね。そこで、英語では、昼のメロドラマのことを、soap opera(ソープオペラ)と呼ぶそうです。こらはかつては、石鹸業者がドラマのスポンサーに多くいたのでしょう。
家庭用品の広告宣伝は他の業種に比べて広告投入量が多いといわれています。そのため、それらの企業は派手な印象やイメージがあるときもありますね。花王石鹸でおなじみの花王もしかりです。
実際、花王は日本でも屈指の広告費投入企業ですが、会社は愚直で地味な会社と表現する人が多いです。花王100年の持続と成長は、この愚直さゆえのものなのかも知れませんね。
花王のように、日常製品で競合が多く参入しやすいビジネスで100年選手の企業は、多くの共通の条件を見出しているのです。これらを、「花王百年・愚直のものづくり」著の高井氏は、次のような6つの条件としてまとめています。
1)企業の本分を意識し続ける
2)専門畑を耕し続けて次に移る
3)創業の精神を折りに触れてかみしめる
4)消費者に対する畏怖をもつ
5)ときには大胆に、成功体験を捨てる
6)危機感をバネにいち早く変化する
上記の条件は、ビジネススクールで言われる内容を俯瞰していると思います。どんなに成功をしていても、商品や業界のライフサイクルに見合った次の対策が必要です。それらに柔軟に対応するためには、ばっさりと過去の成功体験を切り捨てる必要もあるでしょう。そして、何か壁にぶつかるときは企業として、創業当時の精神に振り返る。だからといって、本業以外に無意味に手を出さない・・・。
上記の6か条、実に良くまとめられたものだと思います。
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