早嶋です。
先日、横河電機時代に知り合った中国の友達とネットを使っておしゃべりしていたときの事。日本と中国は、歴史的なつながりが沢山あって、文化的にもつながりが多いね、と言った内容の話をしていました。
そこで、日本人と中国人は、外見や歴史的なつながりなどがあって、似たような感覚を持っているのでは?と思いましたが、これが大きな間違いである事だと感じました。
例えば、漢字一つにしても、中国で使用されている漢字と日本で使われている漢字では全く意味が違うものが多いのです。
日本語で「手紙」は「レター」という意味になりますが、中国語では「トイレットペーパー」を指すそうです。
日本語で「娘」は一般に「若いお嬢さん」というニュアンスですが、中国語では「お母さん」を指すそうです。
面白いのは、「湯」です。日本語では「お湯」を指しますが、中国語では一般的に「スープ」のことを指すそうです。
すると、中国語で「銭湯」を理解すると「お金のスープ」と言ったニュアンスになるのです。中国からすると、「日本にはお金のスープを売るお店があるんだ」というような勘違いになるという笑い話にもなりかねません。「男湯」「女湯」などは「男のスープ」「女のスープ」と冗談のような話になりますね。
上記の話は、漢字が読めるからこそ起こる話です。日本人が中国人を理解するときに、漢字が読めたり、文化が似ているとか、顔が似ていると言って、自分たちの理解や解釈と同じようなものを期待することこそが、誤りだと思いました。
中国を理解するためには、先ずは「違い」を認識することからはじめる必要があるんだと感じました。
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