早嶋です。
世界的な株価の下落が連日報じられているので、何だか危ない印象すら受けますが、全世界を大きな塊で見てみると、過剰報道ともいえることが分かります。
引き金を引いた中国上海市場の代表的な指標が1日で8.8%も下落したことが発端と各紙面は報じています。しかし、この市場の過去1年間の上昇は130%程度でした。それから、上海市場の時価総額は、東証の1/4、NY証券取引所の1/20の規模です。また、原因となっているこの上海市場は、基本的には外国人が投資できない株です。
更に、株安が発生して1週間で、全世界の金融資産が1兆7000億ドルも減ったとの報道はありますが、全世界の金融資産の総額が凡そ147兆ドルという話しはどこにも出てきません。下落幅を見ると、1%程度なので、暴落と呼ぶのは相応しく無いですね。
では、これらの背景に何があるのでしょうか?これは、大前さんも言っていましたが、世界的なカネ余りが影響していると思います。現在、アメリカの株価が高騰を続けているのは、これまで分散されていたカネが一旦、投機的な目的で集まったからだと考える事が出来ます。
実際、最近までの米国のダウ工業株価30種平均は、ものすごい勢いで上昇していました。今回の世界的な株安は、このような加熱感に水を差す、程よい調整だったとも考える事が出来ますね。
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