早嶋です。
最近、珍しい花が咲いていますね?さて、皆さん、どのような花が咲いていることに気がつきますか?
福岡の舞鶴公園では、2月の半ばより桜の花が咲いています。また、事務所の近くの病院の生垣には、2月の初めにタンポポが咲いていました。また、チューリップなどは、既に開いてしまった後で、元チューリップの状態のモノもチラホラ観察できます。
それから、モクレン。こちらも、満開のピーク時を過ぎている感じです。田んぼの方ではスミレやレンゲといった花が咲き乱れています。野山では野いちごの花が既に終わっていました。
さて、何故、お花の話しをしたのでしょう?個々に、あえてお花の話しを書いた理由は何だと思いますか?
これは、世の中の変化を見る練習として、私が行っていることです。世の中の変化で、季節や気候を表す先行指標として、植物は重要だと考えます。特に、自生の植物は、環境変化に正直に反応するからです。これらの変化は、服飾産業であれば、貼るものの入荷時期を少し早めなければならないとか、レジャー産業であれば、そろそろイベントの告知をした方がいいね、などと考えるきっかけになります。
これだけ、季節が一昔と違っているので、カレンダー通りや計画通りに事を進めても何の意味も無いですね。
この変化を常に観察していくことは、会社経営に通じるところがあります。つまり、社会の変化を敏感に感じ取り、その変化によって困っていることをいち早く探し、その方々に問題解決の方法を提供するのです。
そうなると、経営戦略はこれまでのように、理論詰めの左脳だけの世界ではなく、感じたり、創造したり、共感する右脳の働きも必要になるのです。
ボンド大学のビジネス・スクールの起業家理論の中で、世の中の人間を次の3つのタイプに分けていました。
1)変化に気付く人
2)変化に気付き、アクションを起こす人
3)変化すら気付かない人
1)や3)の人は、口々に、あの時やっとけばよかったとか、あの時していたらななど言います。このような人たちは、物事を過去完了や仮定法で話すのがすきなのでしょう。そして、起業家マインドをもっている人や経営を俯瞰的に考える人は、やはり2)のタイプが多いのです。
つまり、世の中の変化に常にアンテナを張って、何が起きているのか?というところからスタートすることは、非常に良いトレーニングになると思います。
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