早嶋です。
2極化は最近の社会現象を象徴した言葉です。そのため、富裕層と下流社会という言葉を頻繁に耳にするようになりましたね。特に富裕層に対しては、これに属する人々をターゲットとした製品・サービスが充実しつつあります。
さて、この富裕層の方々のニーズはいったいどのようなものだと思いますか?
最近読んだ著書、ニュー・リッチの世界 The New Rich Worldによれば、そのニーズは以下の5つに収束します。
資産防衛、教育、アンチエイジング(歳を取らないようにしたり、若返りなど)、エンターテイメント、そしてセキュリティです。
特に、急に富裕層になった方々は、資産防衛は悩みの種だとか。日本人の特徴でもありますが、資産を運用する概念が殆どありません。そこで多くの富裕層は、銀行や郵便局、運用といっても国債を購入する程度でした。それが近年は国や金融機関が波状しそうだ、ペイオフだということで、これまで停滞していたお金が大きく動きを見せています。
そのため、これまでニーズが少なかったプライベートバンクや、資産の海外分散投資などが活発になっています。また、テロや災害が頻繁に起こるということもあり、お金を実物資産(コモディティ)にかえる動きも顕著です。
上記のコモディティで金は代表選手でした。しかし、重さという欠点からダイアモンドに注目が集まっているというケースがあります。この背景は、持ち出ししにくい事にあります。例えば、1億円を紙幣で計ったときの重さは、約11.4kgです。一方、金だと約64kgにもなります。重さが問題になった理由は、万が一の時にもって逃げることが出来ない、ということです。そこで、20g程度で1億円の価値に相当するダイアモンドの需要が急激にましてきているそうです。
実際、スマトラ沖地震依頼、日本でもダイアモンドが品切れ状態で、世界的にも毎年約7%ずつ値上がりしているそうです。
しかし、もともとの金持ちは、資産を防衛する術は心得ているはず。何かあった時に持ち逃げできるようにということでダイアモンド、という発想は、いかにも成金らしい考え方ですね。
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