早嶋です。
YouTube(ユーチューブ)と米国ワーナー・ミュージック・グループは18日、ビデオ配信で提携すると発表しています。この提携によってYouTubeはワーナーが持っている映像コンテンツを無料配信することになります。
YouTubeとは、05年2月に米国で開設された動画共有サイトです。特徴は、ユーザーが投稿した画像ファイルを無料で公開しているとこです。しかも、見るだけなら会員登録は不要です。本来は自主制作の映像ファイルや自分が撮影したビデオファイルを多くの方に見てもらうことを目的としたサイトでしたが、世界中のありとあらゆるテレビやCM、映画等が公開されています。
インターネットではこれまで、YouTubeに投稿された画像について、著作権の議論が起こっていました。しかし、ワーナーとの提供によって合法的な動画配信を目指す動きが出ています。YouTubeの最高経営責任者のチャド・ハーレーは、ロイター通信のインタビューで、「多くのレコード会社やテレビ局、映画会社とも話し合いを進めている」と述べています。これは、今後のインターネット上での合法的な映像配信を増やす可能性を示唆したものとなりますね。
因みに、日本では2011年7月24日に向けての地上デジタルテレビジョン放送(地デジ)を盛んに宣伝しています。しかし、既にインターネット上でありとあらゆる映像が大量に流れているのが現状。しかも、今回のようなYouTubeのような動画サイトの登場によって動画のユビキタス社会が到来しているのです。
地デジに完全移行する5年後、大半の家庭はテレビをブロードバンドで見ていることでしょう。仮に、有料放送であったとしても、世界中の誰かが映像を投稿するということは防ぎようが無いので、後の人たちは結果的に無料で見れる世界になっていると思います。今から国民を地デジに取り込もうとしている企業の考えはいかがなものでしょう?
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