早嶋です。
三菱商事は、高速道路での料金支払いに使うETCを百貨店の駐車場料金の決済や、店舗情報の提供に幅広く活用するとして、まずは実験的に福岡でのサービスを開始します。
三菱商事がETCを使って提供するサービスは、博多大丸と三越福岡の駐車場で、ゲートをとまらずに車の出入りが行えたり、百貨店の情報をETCを使って受信することが出来るというものです。ETCは、全国版の電子マネーの媒体として普及しやすいものです。となると、三菱商事は、もっと大きな流れでETCを考えても良いのではないかと思います。ETCを、ETC本来のサービス、つまり、ゲートなどでの料金収集システムと定義せずに、そもそものクレジット機能を利用してお店でもショッピングが出来るとすれば、1枚のカードで全国版の財布として扱えるようになります。
このような展開を考えているのであれば、実験の場を福岡のデパートの駐車場で行うのではなく、もう少し大きい規模で考えても良かったのではないでしょうか?三菱商事にしては、少々規模が小さい話だと思いました。ただ、ETCを有料道路以外のチャネルで使用できるようにする流れは、今後の電子財布を考える動向として非常に重要なニュースです。
無論、ETCなので、本来は民営化した道路公団が真っ先に動いて、三菱商事が行っている行動を取るべきだと思いますが。
—ただ今、ブログマーケティング実験中。—
実験の詳細は、『ブログマーケティング実験』『ブログマーケティング結果報告』をご覧ください。
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