早嶋です。
サッカー・ワールドカップ・ドイツ大会がいよいよ開幕しました。この次期は、なんちゃってサッカー・ファンになって、日本やその他のサッカー情報について敏感になる1人です。
さて、試合会場の一つミュンヘンですが、「サッカーとビールの街」と称されているようです。ドイツ・ビールは、ご存知の様にその製法が厳しい法律で管理されており、ビールには麦芽とホップ、酵母と水しか使ってはいけないとして、500年以上も前から変わらぬ味が楽しめるようです。
ミュンヘンは、ドイツ代表主将のバラックや、ゴールキーパーで有名な、カーンらが所属する名門チーム、バイエルン・ミュンヘンがあります。地元のサッカー観戦の様式は、まず、ビアガーデンでジョッキ片手に盛り上がり、スタジアムに乗り込んではほろ酔い気分で応援する。こんなスタイルがミュンヘンの常識なのだそうです。
そんな中、ワールド・カップ(W杯)期間中、自慢の旨いビールが飲めないかも知れない、ということでドイツ、とりわけミュンヘンっ子は大騒ぎになったそうです。理由は、W杯のスタジアム内では、スポンサーの競合商品は販売できないからです。W杯のスポンサーに、バドワイザーブランドを有する、アンハイザー・ブッシュがいました。つまり、スタジアムの中では、地元銘柄のビールはおろか、ドイツビールも飲めなかったのです。
これが騒ぎになって、「アンハイザーの独占は、ビール検閲だ」と地元メディアが中心となったのです。結局は、ドイツナショナルチームのオフィシャルスポンサーであるビール会社、ビットブルガーの銘柄もスタジアム内で販売できるようになって、一件落着したようです。スポンサーのバドワイザーにしてみれば、不満もあると思いますが、そこはビールの街ということで、おおめにみたのでしょう。
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