早嶋です。
昨日は、大分出張でした。夕方から、夜にかけて運転代行の看板を掲げた軽自動車が、とても多いことにきずきました。大分のような地方都市は、通勤や通学の手段が電車やバスといった公共機関よりも、自家用車の依存によるものが多いのでしょう。
代行運転のビジネスモデルは、飲酒したドライバーの代わりに、運転を代行するというものです。車社会の地方都市で発達している田舎産業とも称されます。(都内で働いていた時は、確かに殆ど見かけなかったです。)通常、代行運転業者は2人1組でチームを組み、1人が顧客のマイカーを代行運転、もう1名が業務用車両で追走し、代行運転士をぷっくアップして戻る仕組みです。
料金体系は、タクシーの120%から150%程度で、各代行業者によって様々なようです。運転代行をよく利用している人は、”交通機関で来てタクシーで帰るより便利がよい””飲んでいる時の車の保管までしてくれるので安心”といった声を聞きます。
また、運転代行の世界では、会社と顧客のロイヤリティーが非常に重要のようです。料金差は各社あるものの、自分の車を預かっていただいて、都合のよいところまですぐ来てくれる。そして、愛想の良い対応で。となると、よく利用する顧客は特定の運転代行を利用するようです。こうなると、パートタイムの運転手を雇っている感覚にちかいですね。
運転代行が急激に広まった社会背景は、飲酒運転取締りの強化と罰則の強化でしょう。また、運転代行自体もかつては無法地帯の事業だったようですが、「自動車運転代行業の業務の適正化に関する法律」の施行に伴い、事業者は都道府県の公安委員会の認定が必要になり、H16年6月1日以降代行ドライバーは2種免許の保持が義務付けられたようです。
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