早嶋です。
最近、株式・資産形成に関する講座を受講しています。その中で、個人の正味価値についての話がありました。
「あなたの正味価値はいくらですか?」という問いに、どの程度の人が答えれるか?日本人では殆どいないのが現実のようです。(個人の正味価値とは、個人が所有している全ての資産を現在の金額に置き換えた時の価格です。)一方、”What is your net worth?” と言う質問を米国で行うと、殆どの人が答えられる。この違いは何なのでしょうか。
米国では、80年代のレーガン革命以降、資産の運用は自己責任となり、国民が一斉に資産運用に関して勉強をした時期がありました。これは、90年代まで続き、その結果、自分の資産は、自分で運用を行うと言う考え方が定着しています。
日本ではどうでしょうか?銀行はゼロ金利が続き、0.03%程度の金利です。最近のニュースで金利が2倍になったと報道がありましたが、それでも0.06%です。世界から見ると実に異常なことです。世界標準では、銀行の金利でも5%~10%程度あります。さらに、金利が下がれば、少しでも金利が高い所にお金を動かして運用するのが通常です。
金利が0.03%と5%と10%ではどのくらいのインパクトがあるのか?例えば500万円を福利で30年間運用した時のことを考えてみます。0.03%で運用しても、30年後には504.5万円です。たったの4万5千円しか増えません。これが5%では、約2,161万円。更に10%では約8,725万円になります。この数字から見ても、金利が0.03%の銀行に貯蓄しておくだけでは実にもったいない話ですね。
ちなみに、去年1年間の東証のIndexは平均で40%程度上がっています。貯金をしていたお金を株式など何らかの方法で運用していれば。。。当然、リスクはありますが、運用も方法を正しく身につければ、大きなリスクを負う事無く運用が出来ると思います。
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