早嶋です。
”オラクルがコンプライアンス対策を体系化、米SOX法のノウハウ提供”なる記事が出ておりました。
SOX法は、2002年7月末に成立した米国連邦法で、「証券法に基づいて作成公開される財務諸表の精度と信頼性を改善することにより、投資家を保護することを目的とした法律・・・」。この表題が、Sarbanes Oxley Act of 2002・略称SOX法です。日本では「米国企業改革法」と称されます。
日本でも、公開企業のコンプライアンス強化を目的に同様の法律の草案が取りまとめられています。早ければ2008年3月に施行される見通しです。
SOX法制定の背景は、2001年12月に倒産したエンロンの事件によって、様々にでた大企業の不祥事です。これは大手の会計監査法人が関与しており、一段金融スキャンダルと発展しました。
ライブドア一連の問題を、一部のアメリカではエンロン同様、株価至上主義がもたらしていると見ているそうです。ライブドアの一件で、改めてSOX法が注目されそうです。この一件を含めてSOX法の注目は、まさにソフト業界にとっては特需なのでしょう。