安藤です!
厚生労働省が「キャリアコンサルタント能力要件の見直しについて」3月26日発表しました。
内容は、『キャリアコンサルタントに求められる社会的役割について、その拡大・深化を踏まえ、関連制度・施策の効果的運営、「働き方改革」や「人生100年時代構想」などの新たな政策的重要課題に関する役割の発揮、利用者のニーズやキャリアコンサルタントの活動実態といった視点から明確化するとともに、関係機関のヒアリングを通じて制度運用上の課題を把握し、見直しの具体的な事項を検討した』とあります。
労働政策研究・研修機構の調査によると、『キャリアコンサルタントは人事部門や他の従業員支援の部門と連携してES(従業員満足度)を高める。そのことが、組織開発につなげ生産性を上げていくという役割を担っている。また、企業内キャリアコンサルティングを導入している企業の多くは、人材育成の一環としてキャリア開発研修が導入され、個別対応の必要性から個別キャリアコンサルティングを実施している』と報告しています。
一見、経営者からみると直ぐに生産性アップに繋がらないように考えがちですが、組織は個人の集合で、その個人のモチベーション含め活性化することは中長期で考えると組織の業績アップにつながると考えます。
集合体の研修だけでは把握できない社員の問題を個別のキャリアコンサルティングを取り入れることで、本当の意味での組織の問題・課題が明確になるのではないでしょうか。
若年者の離職率が高い、労働者不足で悩んでいらっしゃる企業においては、特に表面的な問題・課題で対策を練るのではなく、内部では把握が難しい人間関係の悩み・職場では把握しずらい問題について、一人ひとりのキャリアコンサルティングを通して、環境理解の支援、自己理解の支援、未来構築の支援を行い、上司への支援・介入、職場への介入いわば調整役を担い、組織開発の機能として活用していただくとよいのではないかと考えます。
外部キャリアコンサルタントによる企業内キャリアコンサルティング、組織にキャリアコンサルタントを養成したいなどのご相談がありましたら、弊社にご相談くださいませ。