早嶋です。
昨日のパーキングロットと共に協力なファシリテーション・ツールにタイムボックスがあります。例えば、会議が始まって結論が出ないまま、永遠と時間を過ごすような組織にはかなり有効的です。
タイムボックスとはある一定の時間を予め設定しておき、その期間内で必ず終了するというルールを作ることです。永遠と会議を繰り返すのは時間の浪費であるし、建設的なアイデアなんて出にくいと考えます。
漠然とした目標を達成するために時間をかけてドンドン延長するのではなく、期間を固定してその期間内で完了する目標を設定します。
例えば、この議題に対しては30分で決着をつけます!と予め全員に周知して議論を開始するのです。期間をきめることによって、目的を達成しようと意識が働き、議論の脱線も起こりにくくなります。もし、脱線してもファシリテーター役が「パーキング・ロット!」と叫べば目的のための議論に戻ることでしょう。
そんなはずはない!と断言された方もいらっしゃるかもしれませんが、締め切り効果を体験したことが無い人はいないでしょう。締め切りぎりぎりになると何が何でも決着をつけないといけないので何故かがんばれてしまう。そして過ぎてしまえば完成していたってね。これもタイムボックスと同じニュアンスだと思います。
議論をする場合は、議論の目的とゴールを明確にし、時間の目標も加えてみてはいかがでしょう。