同質化

2008年4月23日 水曜日

早嶋です。

同質先日、某地方テレビ局で新規事業の可能性について会議をしたときの話です。休憩中の話の展開が人事採用の話になりました。皆がそろえて口にする言葉は、「今年の新入社員は特徴が無く、皆同じなんです。」です。

どうしてかと聞いてみたところ、就職希望者の志望動機は皆「地元密着の番組を作成して・・・」という内容になっており、面接でその具体的な内容について質問しても、「・・・」という状況だそうです。

エントリーシートの中身も、会社のホームページの言葉をちりばめた内容でオリジナル感が無いというか、自分で考えた形跡が見られないそうです。担当者の1人は、「まるで、地方テレビ局の就職マニュアルがあるのではないでしょうか?」と。

近年、情報はGoogleを代表する検索サイトで容易に手に入れることが出来るようになりました。そして、調べたい検索キーワードを入力すると、知りたい情報に即した内容が出てきます。そして、簡単に知りたい情報を手に入れることが出来ます。

検索で情報が入手できることはとても素晴らしいことです。しかし、そのマイナス面が最近の新入社員に影響しているのではないでしょうか?プロジェクションに近い発想かも知れませんが、次のようなイメージです。

検索して情報が手に入る。そして、そこに書かれている内容は、どれも同じようなことが書いてある。例えば、論文を書くときに、例えば、作文を書くときに、頭を使わないでコピペする。文章はすぐに出来てしまうが、考えた形跡がないというか、似たり寄ったりの文章が出来てしまう。

このような繰り返しによって、同質化が起きているのでは?と思います。ちょっと無謀な展開ですかね。



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