早嶋です。
先ほど、ソフトバンクがボーダーフォンの買収交渉にニュースが伝えられました。ニュースによれば、英ボーダーフォングループは、日本法人のボーダーフォンの株式の97.7%を保有。その過半数の株式をソフトバンクに売却する交渉を進めているということを両者が表明しています。
ソフトバンクは、子会社のBBモバイルで携帯電話事業に進出する計画があり、2005年11月に総務省より認定証を受けています。2007年4月より第3世代携帯電話サービスを開始する計画です。
今回の買収は、コンペジターに対抗するための基地局の準備をクリアするものになります。ソフトバンクにとって、基地局を展開するためには、膨大な資金と時間がかかる問題があったからです。買収が実現するとサービス開始も大幅な前倒しが実現できるでしょう。
今年の11月より、番号ポータビリティ制度が導入される予定なので、携帯電話各社の競争はより一層激しくなり、これは、利用者のわれわれにとっては吉報です。国内の携帯電話は、Docomoとauが突出し、ボーダーフォンはそれを追いかけるかたちでした。英ボーダーフォンにとっても、番号ポータビリティ制度の前に売却できればメリットも大きいと思います。
いづれにせよ、今後の動向は楽しみです。