従業員満足第一主義

2007年11月23日 金曜日

早嶋です。

本日は、勤労感謝の日。ご機嫌な天気、皆さんリフレッシュされていますか?

サウスウエスト航空。リーダーシップや社員のモチベーション、経営理念などの話題で必ずケースとして出てくる企業です。

オペレーションの優位性に卓越したサービスで広い顧客層に支持されている航空会社、そんなサウスウエスト航空は、従業員への投資を何よりも重視しています。つまり、従業員満足第一主義、顧客第二主義です。

信頼あるサービスの提供、高い利益を生み出す仕組み、従業員にフォーカスした高度なオペレーション。多くの企業が「サウスウエスト航空のようになりたい!」と考えますが、実際に成功している企業は少ないと聞きます。

これに対して、現在の社長兼CEOであるコリーン・バレット氏は、「こうなりたいと口にするだけで目標に熱心にこだわり続けていないからです。」と話しています。彼は、続けて発言します。「我々は目標を忘れずに、従業員にも忘れさせないようにしています。従業員には四六時中、徹底的に語りかけています。」と。

サウスウエストが考える投資は例えば、他社とは上といえないまでも負けないだけの給料と手当ての支給です。これをコストと考えず、優れた従業員がいれば長期的にコスト効率が高くなるという発想です。

そして、特徴的なものに採用と訓練。これは、「腐ったリンゴ(腐ったリンゴが一つあれば、他のリングも腐っていく)」を例えて、組織のあらゆるレベルにおいて、適切な採用候補者を見つける過程と訓練に時間と資金を費やしています。この効果は、圧倒的に低い離職率が示しています。

サウスウエスト航空が求めている人材は、「職を探している人」ではなく「理想を探している人」なのです。とっても素晴らしい表現だと思います。



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