BOS分析

2007年6月26日 火曜日

早嶋です。

経営戦略の策定のプロセスの中や、経営環境を把握する際に、企業が現在おかれている立場や状況、今後、起こりうる環境変化の分析を行ないます。この場合に行なう最も代表的な手法にSWOT分析があります。

SWOT分析のプロセスは先ず、経営環境を内部環境と外部環境に区分して考えます。内部環境では、自社の経営資源の強み(S)と自社の経営資源の弱み(W)を洗い出します。外部環境では、自社以外の世の中の変化における機会(O)と自社以外の世の中の変化における脅威(T)を洗い出します。

SWOT分析として、上記で終わってしまう説明をする方もいますが、重要な部分は、クロス分析をして戦略を具体化していくことです。具体的には、S・Wを縦軸に、O・Tを横軸にとり、それぞれ以下のように掛け合わせて考えます。

1)自社の強み(S)を発揮できる事業機会(O)で何ができるか?
2)自社の強み(S)で脅威(T)を回避すると何ができるか?
3)自社の弱み(W)で事業機会(O)を取りこぼさないために何ができるか?
4)脅威(W)と自社の弱み(W)が合わさって最悪の事態を防ぐために何をするか?

などです。ビズ・ナビ&カンパニーは、上記のうち1)に比重を置いた考えを重視しています。つまり、事業機会と自社の強みを考えることです。その際にも、必ず先に世の中で起こっている変化や出来事に着目して事業機会を捉える。そして、その事業機会を最大限に発揮するために、自社の強みを活かして、何をするのか?を考えることが大切だとしています。

ビズ・ナビ&カンパニーでは、このような分析をBOS分析(ボス)分析と読んでいます。もちろん、BOS分析のBはビズ・ナビのBです。

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