早嶋です。
倉庫はモノをクライアントからモノを預かり、じっと声がかかるまで待つ。そしてその賃料をいただくというモデルでした。しかし、ここにスマートテクノロジーとちょっとしたアイデアと行動力が伴うと様々なビジネスが生まれます。
例えば、アパレルが大量に売れ残った洋服を倉庫で保管します。倉庫は、その洋服の1点1点記録してデータベース(DB)化します。プロのコーディネーターを呼んで、売れ残った商品のアレンジを考えてもらい着こなしのアレンジを提案してもらいます。洋服を買いたいけど節約をしている顧客に連絡を取り、月々一定の金額で好きな洋服を届けます。というビジネスを開始します。いわゆるエアクローゼットのビジネスモデルです。
帰って来た洋服は、提携のクリーニング屋さんに届け、戻ってきたら再び倉庫に保管。次の借りてを見つけます。二足三文でアウトレット業者に売り込むよりも遥かに収益性が高い商売に早変わりです。
洋服が成り立てて、過程で保管するのが難しいワインやおもちゃ、工芸品や美術品。どんどんDB化して、あるき間借りたい方や、どうしても購入したい人とマッチングします。条件が合えば、その商品を委託販売することもできます。高価な美術品などは、素人の家で保管するより安全で高い品質を維持しながら管理することも可能です。一定期間貸し出すとなると保険屋さんともタッグを組めますのでまた収益があがるビジネスが発生します。
単なる倉庫が、アパレルやクリーニング、コーディネーターや保険屋さん。様々なパートナーと提携をして保管料の数倍から10倍以上の価値を生むビジネスを創出するのです。まさに寺田倉庫が行っているビジネスですね。