安藤です!
若年者の離職の”本音とタテマエ”の違いは、「労働条件よりも人間関係の不満にある。それも上司・経営者とがネックになっている」(リクナビ調査)。若年者対象に長年、自己肯定感を高める講座・モチベーションマネジメント研修・キャリアコンサルタント・就労支援等で、私自身も受講生にヒアリングしていますが、年上と話をするのが苦手であると同様な返事が返ってきます。
●離職の本音の理由は、、
1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%)
2位:労働時間・環境が不満だった(14%)
3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(13%)
4位:給与が低かった(12%)
5位:仕事内容が面白くなかった(9%)
6位:社長がワンマンだった(7%)
7位:社風が合わなかった(6%)
7位:会社の経営方針・経営状況が変化した(6%)
7位:キャリアアップしたかった(6%)
10位:昇進・評価が不満だった(4%
●タテマエの理由は
1位:キャリアアップしたかった(38%)
2位:仕事内容が面白くなかった(17%)
3位:労働時間・環境が不満だった(11%)
3位:会社の経営方針・経営状況が変化した(11%)
5位:給与が低かった(7%)
6位:雇用形態に満足できなかった(4%)
6位:勤務地が遠かった(4%)
6位:仕事に対する責任がなく物足りなかった(4%)
9位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(2%)
9位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(2%)
28%の離職率が7年で4%まで低下
サイボウズが設けた選択型人事制度
社員を職場に根付かせる施策を徹底的に行っている企業があります。グループウェア国内トップのサイボウズ。多様な働き方を実現するための制度を充実させたことで、2005年に28%だった離職率を、2012年には4%まで下げることに成功した。7年間で驚異的な離職率の低さを実現しました。
同社青野慶久社長は「まず始めたのが、社員の話をきちんと聞くこと。すごく単純なことなのですが、みんなが求めている働き方が本当に多種多様だということがそこでわかってきた」「どんな人でも気持ちよく働ける環境をつくっていこうと、あらゆる人事制度をボトムアップ型で社員と一緒になって整えた。具体的には、制度が完成するまでのプロセスを社員全員に共有し、制度設計の段階から自分事化させること」と語っています。
要は、「選択型人事制度」を設けることで、仕事を重視する人、仕事とプライベートを両立させたい人など、各々のライフスタイルの変化に合わせ、働き方を選択できる形にしています。
*弊社では、傾聴トレーニング、キャリア開発、モチベーションマネジメント、キャリアコンサルティング他、ご相談をお受けしています。お気軽にお問合せくださいませ。