早嶋です。
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時事ドットコム抜粋ーーー
ペルソナ・ノン・グラータ ラテン語で「好ましからざる人物」を意味する外交用語。1961年のウィーン条約で定められ、受け入れ国は理由を示さず指定できる。指定を受ければ、派遣国はその人物を召還し、その任務を終わらせなければならない。(時事)
ーー抜粋終了ーー
マレーシアで起きた殺害事件によって直近のニュースの雲行きが怪しくなっている。そもそも外交団員になるためには、外交官である必要があり、そのためには派遣国の任命と受入国の両方の許可が必要になる。そしてその外交関連に関するウィーン条約の第4条に受入国からアグレマンとして受入の承認が必要になる。
今回ニュースで出てきた言葉に、ペルソナ・ノン・グラータがある。これは受け入れる国が外交官の受入や外交官待遇の同意を取り消しできる決まりでこちらもウィーン条約で定められている。
このルールから外交官になり国外で任務を行うと、日本のことと同様に、相手国から拒否されないように行動をしなければならなくなります。そのため、外交官は相手国の口利きになるという話を聞いたことがあります。が、これはおそらく真っ当な国のことでしょう。
今回はマレーシアと北朝鮮。やはり世界の中でも独特の国であるため最後まで考え方が変わらず北朝鮮の代表としての振る舞いでした。おそらく何か良からぬ発言をすれば自分の命がないことをわかっているのでしょう。
しかし、このままでは互いが人質を取り最悪の自体に発展する可能性があります。北朝鮮とマレーシアは1973年に二国間関係をはじめています。2003年に北朝鮮大使館はクアラルンプールに設置され、2009年にマレーシアはビザ無しで北朝鮮に訪問できる最初の国になっています。
経済面では北朝鮮はマレーシアから精油油、天然ゴム、パーム油などを輸入しており世界での孤立を東南アジアで解放出来る数少ない国でした。が、今回は、これによって隣国のインドネシアも北朝鮮に対して明確に難色を示しています。北朝鮮はこのまま孤立をする体制を進めれば世界からの制裁が更に厳しくなるでしょう。一方で世界が恐れているのは倫理観なきミサイルの発射という傍若無人の行動です。
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