まぁ、起きない理由をみると明らかです。

2016年9月3日 土曜日

早嶋です。

伝統的にイノベーションを興すことが極めて難しいと感じる組織の特徴です。

– 数人以上で会議をしても誰もホワイトボードを活用しない
元々会議は、情報の報告の場になっており、それも形骸化されている。従って、誰が何を発言しているか?はそもそも手元の紙に印刷されていて議論する雰囲気がない。

– 良くて個人でメモを取るレベル
たまに、個人個人でメモを取って終了。が、おそらくその紙の資料はシュレッターか、どこかに保管されて終了。電子データで共有するなどの仕組みも導入しているにも関わらずスタイルが10年、20年変化していない。

– 思いつきの発言を1つ拾って実行する
声が大きい人が前提や目的を考えずに、行き当たりばったりで思いつきで発言。その発言の妥当性や正当性、目的を達成するかなどの議論には当然ならない。他の声が小さい人は到底そのような発言ができない。結果、思いつきの発言に振り回され、組織が変化する意欲そのものが無くなってしまう。気が付くと10年、20年同じことを繰り返し、偏差値が元々高かった人間の脳みそがトロトロに溶けている状態になる。

– 実行した結果、失敗した場合、引責をその人に任せ闇に葬り去る、失敗からの学びやフィードバックの概念が無い。
稀に誰かが新しい取り組みをした場合も、初期の失敗に目をつけて、皆で攻撃する。その取り組み事態に讃匠することも無いので、2番めや3番めは怖じけてしまい、誰も行動をしなくなる。また、たまにイノベーションを興す人財が入って来ても、上記の理由で潰されるか、すぐにたの組織に逃げてしまう。当然ながら、そこから学び、次の変化に向けて改善するなどの思考には及ばない。

– 目的や前提、それを実行するためにどの程度の量を行うべきかを認識していない
常に思いつきで行動するそもそもの背景は、目的やゴールが無いこと。仮にあっても、それが明確に定義されていず、チームで共有されていることも稀。従って、上述した行動がベースになり、まったく時間とリソースの無駄になる。おそらく日本の組織の8割程度は目的を理解しないままになんとなくうごいているのでは?と感じる。

– 現状の実際や経営を全く加味していない
トップや経営企画は以外に情報公開をしているが、そもそも理解するための経営のリテラシーが社員やマネジメントに不足しているため、読んでも分からない。無意味な一方通行の押し付け共有が進む。現状を把握していない社員は恐ろしくのんきで、何も考えていない。

– 顧客の状態やこれまでの取り組みも関心を示さない、ただこなす
現状の理解は、自社の経営の理解だけではなく、競合や顧客の状態。既存顧客の実体も含む。ここも具体的に誰も整理していなく、している人間がいても、それが組織に活用されていない。



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