早嶋です。
三菱東京UFJ銀行は、日銀のマイナス金利政策を受け国債を保有することが負担になっているということで、国債の入札に有利な条件で参加する資格を国に返上します。
この資格は国債市場特別参加者というもので、国が2004年頃に作った権利です。参加する大手銀行や証券会社に対して国債の安定消化を図る目的で考案され、参加企業は財務省と有利な情報交換ができる一方、発行予定額の4%以上の応札が義務付けられています。
マイナス金利政策になることで、銀行は国債を長期保有することが実際は負担になる部分が出てきます。株式会社の形式で運用している銀行はこれに対して株主に対する説明がつかないというのが背景でしょう。
そもそもマイナス金利になっている状況は国が紙幣を発行しすぎていることが原因です。
参照:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160614/k10010555651000.html