早嶋です。
いつもの佐川なのに、何かが違うね。これは、最近の佐川急便のCMコンセプトです。佐川急便は、今月の22日に50周年を迎えるのを機に、新しいシンボルマークとユニホームを導入しています。
現在TVで流れているCMは、新飛脚マークと新ユニフォームの登場広告として企画・製作されています。佐川の新飛脚マークには、飛脚業を現代に受け継ぐ佐川急便として、顧客の荷物を飛脚の精神で迅速、確実、丁寧に届けるため、その精神と使命を決して忘れないという思いがこめられているそうです。(以上、佐川急便の企業情報参照)
佐川は、創業50周年を迎えるにあたり、次なる50年に向けての飛躍と発展、認知向上を期待して、創業者(佐川清氏)自らが書き上げた飛脚のマークや、おなじみのユニフォーム、商品名称とサービス体系をリニューアルしました。新たな50年に向けて、飛脚の精神を再確認して更に進化・変革する佐川の姿勢を社内外に訴求する大きな取り組みですね。
フィリップ・コトラーは多くの著書で企業のシンボルとロゴマークに関して次のように述べています。「企業が、シンボルやロゴマークを自社のコミュニケーションツールとしてマーケティング活動に採用するのは懸命なやり方である」
多くの企業は有名なスポークスマンを雇い、その人の品質をブランドに転化することを望んでいます。例えばナイキは、バスケットの世界で世界的な認知度と高感度を持つマイケル・ジョーダンをシューズ広告に用いました。トップクラスの選手と契約を結び、自社のシンボルとして使用する例です。ジョーダンが活躍しているときは、彼の姿をロゴにしたブランドが、ナイキの商品として展開されているものも多数ありましたね。
スポークスマンには、デメリットも有ります。莫大な費用です。また、スポークスマンがスキャンダルに巻き込まれることによって、自社のブランドイメージを損ねるリスクもあります。O・J・シンプソンをレンタカーの広告キャラクターとして使っていたハーツ社は、巨額の契約金を払ったにもかかわらず、彼が殺害事件で逮捕されたとき、急いで契約破棄を行いました。ンプソンが与えたマイナスのイメージは、ハーツにもマイナスの影響を与える事になったのです。
ロゴマークは、幾分経済的な方法です。アニメーションなどのキャラクター開発を行い、ブランド・イメージとして消費者に浸透させる方法だからです。佐川の飛脚マークや、今回の新しいマークもこれに相当します。シンボルやロゴマークは、キャラクターだけではなく、企業によってはジブラルタルの岩(プルデンシャル保険)を使ったり、人々の間で親しまれる様々なロゴや抽象的なデザインを利用していますね。
—ブログマーケティング、実験中!—
詳細は、ブログマーケティング『第1弾・第2弾・第3弾・第4弾・第5弾・第6弾・第7弾』をご覧ください。
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