先を考えて準備する

2015年1月22日 木曜日

> 確かに、起業の方法を学ぶことはあっても、倒産の方法や心構えを学ぶということはタブーのようにも感じられます。学ぶ場も、起業セミナーに比べるとその差は歴然ですね。

上記は、弊社が取り組んでいるプロジェクト、未来社長塾の議論の一こまです。
※未来社長塾:http://www.mirai-boss.com オンラインで経営の議論をしながら学ぶ!
このような議論が毎日、継続的に行われています。議論のテーマは、この会は倒産。毎月1つの中小企業にとって必要な視点を深く学んでいきます。

出口戦略を意識した戦略は大切だと思います。
起業する後、企業をどうするか?

基本、企業は永続的な機関、であれば経営者の寿命よりも企業の寿命が長い。
となると、その企業の継承をどうするか、という問題は必ずおこる。
この場合、
 1)親族に継承
 2)親族外に継承
があります、
そして、2)親族外継承の場合、
 3)社内継承(MBO、EBO)
 4)社外継承(M&A)
があります。

1)の場合は、親族に継承したからといってその後の経営が安定するという保証はありません。従って継承者が企業をリードできる知識とマインドを時間をかけて育てる必要があります。また、親族内に承継するといっても株式の管理、株価の算定等で税金の問題なども発生します。あらかじめ準備しなければかなり大変です。

2)の場合も、社内か社外かによって全く異なります。社内に対して継承する場合は、従業員や管理者が経営者としての素質を持てるように教育することはもちろん、株の譲渡をする金銭的な課題をどのようにクリアすべきかは準備が必要です。

社外に対しても、どのような時期に、どのようなスキームで、どのようにM&Aするのか知識と準備が無ければ、すんなりといきません。

上記は、ここ10年ずっと問題になっていますが、全て考えられる選択肢を見ないで、私は大丈夫としていたからです。
大切なことは倒産が良いとか悪いとかではなく、そのような状況のときに、どのようになるのかというシミュレーションをして、そうならないように日頃の経営に活用していくことだと思います。



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