早嶋です。
偏差値が高くても稼げない人は沢山います。逆に偏差値に関係なく稼ぐ人は稼ぎます。多くの企業を観察して感じることは、社会人になってから急激にインプットが減っていることです。平均的な勤め人は、高校受験にもっとも勉強して大学は遊びほうけて卒業し、入社と同時に自ら学習することを辞める。極端にかきましたが、そのような印象を受けます。
が重要なことは、社会にでてから、自分に必要なスキルを定期的にブラッシュアップ、或いはインストールし続けて、その知識を実務に活かし行動に変えて成果をだすことです。稼ぐ人と稼げない人の違いは考え方を見ればわかります。言われたことは誰よりも理解が早く手際よくこなします。が自分で何か改善する、課題を見つける、或いはゴールを設定することが極端に苦手です。稼げない人の特徴です。悪くはありませんが、指示をする人とされる人ではどちらが給料が高くなるか?と言えば、付加価値を生産する側ですので支持する人です。
世の中は競争の原理が働きます。全社のこなす人は多くの方ができます。が、後者の支持するは少数です。これがネットの社会になり、機械化が進むと、指示する人は一気に活躍する場がグローバルになります。一方、こなす人の競争相手は、同僚だけではなく、賃金がやすいアウトソース先、或いは機械やコンピューターが自分たちの競合になりえます。水は高いところから低いところに流れます。賃金も同様で、こなす人の仕事は下がる一方です。
考える。このスキルは、経営者ではなくても日本で仕事をしている上では必須になります。例えば2030年の日本では毎年100万人の人口が減っている時代になります。香川県や富山県の規模の人口が減っていくのです。これは労働人口の減少をも意味しますので、今のレベルを保つためには、1)ヒトが更に効率を上げる、2)機械やコンピューターで効率を上げる、3)日本人以外の手を増やす、の3つしか選択肢がありません。
そう、上述の用に競争相手が確実に増えるのです。考える。そしてこなすヒトからあたえるヒトになる。今後5年、10年で皆が身につけていくほうが良い能力の一つ、考えるというスキルです。