早嶋です。
13とB。
パソコンで記述するとその違いは明確なのですが、人が書くと何となく似ています。そこで、次のように並んでいたらどうでしょうか?
12、B、14
A、13、C
実際に自分で上を書いて見て下さい。すると、13かBかの違いは、そのものの違いではなく、前後関係の違いを相対的に考えながら認識しているのでは?という考えが浮かびます。つまり、同じような形を文字の文脈の連続では文字として理解して、数字の文脈の連続では数字として理解する。ここから全体の文脈が個々の要素の解釈を決定しているのではいか?ということが導き出されます。
興味深いのは選択肢が2つあって、判断する瞬間は、その選択肢の存在にも気が付かないことです。前後の文脈を瞬間的に判断して1つの解釈のみが脳裏をよぎる。他の選択肢の存在ははじめからなかったかのように消されてしまっている。人の思考が直感でモノゴトを判断するときは、ストレスがかからず、瞬間に出てきます。一方で、上記のように、選択肢が合ったことなどははじめから忘れていますので、もしそれが間違っているとしても、そもそも考えなおすことが出来ないのです。
従って、定期的に脳に負担をかけて、それで合っているの?と疑問を投げかけないと、どこかで誤った解釈が入っていて、それに気が付かないままに結論を導き出しているかも知れません。ポイントは、上記のように、常に相容れない選択肢を持ち、片方の解釈だけではなく、対極の解釈を行った場合にどのようになるのか?このような思考回路をくせずけることです。もちろん、この思考は、直感の対局になりますので、通常は脳に負荷をかけるでしょう。面倒だし、頭がストップしてしまう。だけど敢えてそのような思考も取り入れる必要がある場合が多いと思います。
おおお、そのABC、12、13,14の事例、まさに、その通りですね。わかりやすくて、いい例です。
本当は、Bか13か。文脈からはBだけど、13かもしれない。本当にそうか?というワンクッションが大切。結果、Bだったとしても、一応13も疑ってみる姿勢。いいですね。世の中のことはたいてい、文脈で読めば正しい方が選べますが、それでも敢えて、ですね。
なお、「ほんとうのウソの話」という本があります。アメリカの中高生向けの本ですが、丸善から翻訳が出ています。興味深いですよ。ご興味があれば、ぜひ。
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