米国の外国語教育のスタンダードでは、Knowing how, when and why ,to say what to whomと説明されます。これは、正しく言葉を使いながら、状況・目的・相手(コンテキスト)に応じたやりかたをすることがコミュニケーションということです。コミュニケーションは、言語知識のみならず、その運用能力も重要ということです。
コミュニケーション=言語知識×言語運用能力
対して、日本では読み、書く、聞く、話すという4つの技能に焦点が当てられています。上記の定義をあてはめると、これらは言語知識に近い内容なので、十分ではないということになります。
例えば、英語にあてはめてみます。TOIECなどのテストで高得点を取っている人でも、海外に行くとコミュニケーションが取れない人を良く見かけます。これは、言語の運用能力が低いからだと思います。
運用能力とは、適切なタイミングで適切な言葉で適切な内容を伝えることでしょう。これは、マーケティングの知識はあるけれども、実際に応用できないのに似ています。マーケティングも状況や目的、相手によって使い分ける必要があるからです。
Knowing how, when and why ,to say what to whom、文字書い言葉ですが良く言い表していますね。
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