天候デリバティブ

2006年7月18日 火曜日

早嶋です。

冷夏、長雨、猛暑、降雨不足。予期せぬ天候のために売上が減少したり、コストが増大した経験があると思います。業界によっては、この天候が社運を握ることもあるでしょう。

そこで、その天候によって生じたリスクをヘッジする金融商品がうまれました。これが天候デリバティブです。天候デリバティブの概要は、あらかじめ決めておいた天候データの水準(日照条件や平均気温、降雨日数など)に達した場合に、その度合いに応じて保証金を受けとる仕組みです。保険と大きく違うところは、天候によって実際の損害が出なくても、事前に設定していた天候の条件を満たせば補償金が支払われる点です。

天候によって業績が左右される企業は、損保会社など天候デリバティブを扱う金融機関と契約を結びます。企業は一定額のオプション(保険料みたいなもの)を支払うことになります。天候による業績変動の度合いが緩和され、補償金の支払いがスムーズであるため盛んになっています。

04年頃より、レジャー関連やアパレル、陸・海・空運業、建設業などを中心に天候デリバティブの売上が伸びています。04年の天候デリバティブの市場は推定で400億円。中小企業を中心とした小口契約がメインで、安定的に伸びている市場のようです。

—ただ今、ブログマーケティング実験中。—

実験の詳細は、『ブログマーケティング実験』『ブログマーケティング結果報告』をご覧ください。

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