昨日は、ウィフィーについて書きましたが、これをベースに考えると企業のプロモーションの仕方が大きく変わっている事がわかります。
極端にいえば、昔の手法は、「企業は企業の声を聞かせる」ことに専念していました。そして今の手法は、「顧客の声を聴く」ことに専念しています。これも顧客の声を聴くツールが爆発的に増殖した背景があるでしょう。インターネットです。
最近、日経の紙面にも登場するツイッターは、だれかの小さなささやきを、何千倍、何万倍にも増殖する口コミ製造メディアとも言われています。もちろん、それを増殖させる背景には、ユーザー同士のつながりが欠かせません。
かつて企業は大きな声でわめいていました。資本力によって、音量を上げるためにアンプに投資していたのです。今ではどうでしょう?資本力に関係なく、企業の大小に関係なく顧客に対してメッセージを届ける事がかのうです。そして、そのメッセージは双方向。
そこにもウィフィーが絡みます。凡人の情報も専門家の情報も同じ発信力を持つようになっています。専門家がこれいいよ!って情報も参考にするでしょうが、普通のユーザーの声も同時に参考にできる世の中です。
早嶋聡史