早嶋です。
今日、コンビニで明治乳業(明治)の乳酸菌飲料、美しいあした、を購入しました。前回、紹介したカゴメのラブレと同じようなパッケージだったからです。
調べてみると、この美しいあしたは、明治が05年秋に発売した商品を06年4月25日にリニューアル発売したものでした。ここからは、仮説です。カゴメのラブレ発売によって、乳酸菌飲料に人気が出たので、明治の従来あった商品をりパッケージしたのではないか。
カゴメのラブレは、発売直後より好調を示し、カゴメが予測していた需要の3倍もの売れ行きとなりました。これより、生産ラインが間に合わなくなり、全国の販売を一時的に縮小します。この時季が4月上旬。まさに今です。そこを睨んで、明治は”美しいあした”を投入したのではないかと。
カゴメのラブレは、植物性乳酸菌ラブレという、植物由来の乳酸菌を使用しており、このラブレ菌を使用した初の植物性乳酸菌飲料というのがセリングポイントです。パッケージは、白を貴重として、ターゲット層である、健康維持・管理に気をつけている大人に高感度のイメージを与えています。価格は、130mlで110円。毎日飲めるように手軽な価格帯を実現しています。
一方、リパッケージした明治の美しいあしたは、東京女子医科大学との共同研究の成果によるLB81乳酸菌を使用していることが特徴です。明治は、ラブレの追従を睨んで、ドリンクタイプを用意しています。パッケージは、やはり白を貴重として、新しいキャッチフレーズである、ハリとツヤの生活、を強調しています。価格は、120mlで126円です。
コンビニの棚に並んでいる、ラブレと美しいあしたを比較すると、どことなく同じ雰囲気、価格帯。4月上旬には、ラブレが一時的に特定の市場から消えることを考えると、美しいあしたにとっての販売チャンスはかなり期待できます。
しばらく、2つの商品の売れ行きを追ってみたいと思います。
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