早嶋です。
イギリスの食べ物はおいしくない!と皆が口を揃えて言います。それでも有名なローストビーフ。ローストビーフは高級レストランで食べる食べ物ではないようです。
日曜に街中を歩いていると至るところに”Sunday Roast”の張り紙があります。何かな?とお昼時に入って店員さんに尋ねると「日曜にビーフをはじめ、ポーク、ラム、チキンなどをローストして食べる伝統があるから」と。普段は別々に暮らしている家族も日曜には集まり一緒に食事を楽しむそうです。
郷に従えということで、ローストビーフを注文。大きなローストビーフが2枚。付け合わせの野菜とポテト。このポテトは丸ごと揚げた感じでホクホクしておいしかったです。また、”Horseradish”ホース・ラディッシュという西洋わさびをつけて食べる体験も行いました。
ソース。ローストビーフのソースと言えば”Gravy sauce”グレービー・ソースだそうです。店員さんは「うちのはお勧めよ!」的なことを言っていました。どこもソース自慢をするのでしょう。肉汁をベースに作ったたれで、パートナーの長田は嫌いみたいで「いらない」みたいな事を言っていたら店員さんが陽気な声で「なんてもったいないの!」なんて会話をしていました。早嶋はもちろんグレービー・ソース。郷に従えです。まぁ、おいしかったです。
それからローストビーフを頼むと必ず”Yorkshire pudding”ヨークシャー・プティングがついてきます。プティングと言っても実際はシュークリームの皮みたいなパイでとっても不思議な組み合わせです。ビーフとグレービー・ソースでひたひたにしたヨークシャー・プティングにホース・ラディッシュをたっぷりつけてほうばる。口の中は一気にサンデーロースト。イギリスと体感しました。
ところでイングランドの人はみな陽気で会話をしていたら分かるのですがいつもジョークを交えています。こちらの店でもテンポよく店員さんが声をかけてくるものですから気分も上場。みな生まれつきサービス業を目指したのごとくです。当然、チップの量も増えますし、クロスセリングも思わずしたくなりますよね。
写真は、ギネスビールを注いでいる瞬間ですが、奥の時計と早嶋の時計に時差が5分あるのを注目下さい。早嶋の時計が正確な時間です。アルコールを出す時間が12時半からと決まっているのです。しかし、お客さんがせかすので時計の時間を5分早くしているのです。法的に何か言われても、「時計を見てちゃんとだしていますよ!」なんて言い訳をするのでしょうね。愉快な人たちです。