早嶋です。
今年も1年、よろしくお願いします。
年末の長崎を見ていて変化を感じました。幕末の志士、坂本龍馬のリ・ブランディングが盛んなのです。それもそのはず、NHKの大河ドラマ「龍馬伝」の放映が2010年に決定しました。
龍馬伝は長崎が主な舞台。そして、龍馬役は福山雅治、長崎出身。長崎県としては格好の材料が集まったという感じでしょう。長崎県も長崎市も観光活性化のチャンスと捉え県連予算を計上し財政・財界・分化界の応援体制も整いつつあるといいます(長崎新聞勤務友人談)。
坂本龍馬と長崎の関係は深い。1865年、長崎で日本初の株式会社といわれる亀山社中を設立。亀山社中は浪士結社・貿易結社・商社で、海運業を試みます。後に海援隊に衣替えをして、三菱財閥の生みの親でもある岩崎弥太郎が資金を融通しています。
歴史に疎い人でも長崎好きなら亀山社中と聞いてピンと来るはず。そう、さだまさしのかつてのバックバンド名。無論、さだまさしも長崎が生んだ有名人。
長崎には坂本龍馬のゆかりの史跡が多く点在しています。更に、坂本龍馬をこよなく愛する団体も数多くあります。長崎龍馬会、全国龍馬社中、亀山社中ば活かす会、・・・。googleで「坂本龍馬 会」と入れればそれこそ星の数だけ龍馬ファンが見つかります(全国の龍馬会参照)。
放映が始まるこの1年、長崎の幕末を検証する「さるく観光」をスタートするなど長崎県は龍馬に再び盛り上げてもらいたいところでしょう。
ちなみに、「りょうまでん」と打ったところ「龍馬電」と誤変換しました。長崎の名物であるチンチン電車を1台丸ごと坂本龍馬にアレンジして「龍馬電」として1年間走らせるのも悪くないかも知れませんね。長崎電気軌道の皆さん、NHKや全国の龍馬会の方々にスポンサー協力をお願いして、「龍馬電」を走らせて盛り上げに拍車をかけるのはいかがでしょうか?