成功要因3)失敗しても継続する

2008年10月6日 月曜日

早嶋です。

成功した人の話を聞くと、およそ、その成功要因は3つに分類されます。1)目標設定、2)実行、3)失敗しても継続する、の3点です。今回は、3)失敗しても継続する、についてです。
 

3)失敗しても継続する

成功=自分が成し遂げたい(目標設定)と思っていることが実現すること(実行、失敗しても継続)、とコメントしました。これは、継続していることをあきらめた瞬間に失敗となることを意味し、継続している限り、失敗にならない事を意味しています。

確率で言えば、あきらめた瞬間に確率0になりますが、継続している限り確率1に近づきます。成功した人の話を聞くと必ず、失敗した話のほうが多いです。そして、粘り強く継続している人が多いです。単にあきらめないで努力し続けた人が成功者かも知れません。

古来の物語を読んでいると、干ばつが続いたら雨乞いの儀式をする、というシーンがあります。どの儀式も特徴的なのは、雨が降るまで来る日も来るも儀式を継続する、です。つまり、雨が降るまでどのような儀式でもいいから続けていたら、その儀式の如何によってもその儀式は雨乞いの儀式として成立する!ということです。これを奇跡だと記した物語も多いですよね。

話しの比喩としては如何なものかと感じますが、成功するという過程において、あきらめなければ、成功に近づくということを表現したかったのです。

継続すると成功する確率が1に近づく事は数学でも容易に証明が出来ます。例えば、成功する確率と失敗する確率が半分半分の状況を考えて見ましょう。どちらの確率も50%という状況です。確率の問題ですから、1回目成功したら、2回目必ず成功する、というのは誤った捉え方になります。

では、1回で成功する確率は?これは、前提の通り50%です。
では、2回やれば成功する確率は?2回続けて失敗する確率から1を除した値ですから、75%になります。

 =1-((1/2)*(1/2))=0.75

では、3回やれば成功する確率は?同様に考えると87.5%になりますね。

 =1-((1/2)*(1/2)*(1/2))=0.875

このように、継続していけば、成功の確率は1に近くなるのです。

以上、成功要因、1)目標設定、2)実行、3)失敗しても継続する、の3つについてコメントしました。



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