早嶋です。
今週はほぼ毎日、クライアント先でマーケティングの企業研修です。研修終了後、毎回、担当者の方々から研修内容のフィードバック、受講者アンケートの確認を行っています。このフィードバック、時間にして15分~30分ですが、非常に意義あるものです。
1日の研修であれば、大体3つから4つのテーマを設けて、議論を中心に参加型の研修を行います。フィードバックの内容に、例えば、1つ目のテーマと4つ目のテーマのつながり感がいまいち無い!それによって、少し理解に苦しむ!といったコメントがアンケートにあったとします。
すると、研修担当者の意図、提供する側の意図、場合によっては受講者からコメントをもらって実際の声を確認しながら、最も企業研修の効果を発揮するために何をどのように変更するのか?或いは、そのままの内容ですすめるのか?或いは強調するポイントを変えるのか?つながりの説明を事例を交えて提供するのか?
などと、考えられるオプションを出していき、最もベストな方法を探索決定していきます。そして、次回の研修にフィードフォワードします。すると、次回の研修の内容は、必ず前回の内容よりも良い研修が提供できるのです。
企業研修の場合、同じテーマを複数人に提供する必要があります。その意味では一定の内容、一定のクオリティ、一定のレベル感が要求されます。しかし、全く同じものを提供するというわけではなく、仮説を立てて実際に行った結果をもとに、効果を検証していきます。そして、検証を行った結果を次回のカリキュラムに反映していく作業を繰り返します。
こうすることで、より良い研修効果を得ることが出来ると考えています。また、何よりも早嶋も多くのことを毎回、学ぶ機会を与えていただいています。
何事も、取組む内容に対しては仮説と捉え、実際に行った後に、目標設定した効果を調べ、その効果が得られたのかどうかを検証します。これによって、何故効果が得られたのか?或いは、得られなかったのか?が分かり、その理由まで明確になります。ここで得られた理由は、次の行動の取り組みを更に良くするための智恵やノウハウとして蓄積することが出来ます。
仮説と検証、ポイントは疑問を持って、確かめることなのでしょうね。