大盛の美学

2006年3月14日 火曜日

早嶋です。

本日のお昼は、近くの食堂で焼きそばを注文しました。いつもの通り、大盛を注文して、ふと考えたことです。
大盛にすると麺の量が2倍でおなかは大満足。価格は100円しか上乗されないのでとてもお得な気分です。果たして、本当か?

焼きそばの定価を600円とすると、大盛の価格は700円。仮に、600円の焼きそばの粗利を40%と仮定したら、
定価600円の粗利:
 600円 × 40% = 240円

焼きそばの麺は、原価30円と仮定すると(スーパーで3袋100円で売っていますから。。)、大盛焼きそば通常の焼きそばと作る手間がほとんど同じなので、純粋に600円の焼きそばに麺のコスト30円を加える。
大盛焼きそばのコスト:
 360円 + 30円 = 390円

これを、100円増しの700円で売るので、大盛焼きそばの粗利率は、
大盛焼きそばの粗利率: 
 (700円-390円)/700円 × 100 = 44.3%

つまり、大盛焼きそばは、通常の焼きそばよりも4.3%も利益率を改善することができます。消費者もお店側も得することができる、大盛のプライシングはすばらしいですね。まさに、大盛の美学です。

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