星の王子さま

2008年5月5日 月曜日

早嶋です。

星の王子さま本日は、子供の日。地元の新聞のコラムに「星の王子さま」の一文が出ていたので紹介します。

「サンテクジュペリ(著者)は作品(星の王子さま)の中で指摘した。大人は、大人の目でしか子供を見ない。それでは救う方法は見つからない。でも、近道がある。大人が子供の心に戻ってみることだ。子供の立場に身をおいて考えれば、子供に何が必要か、どうすれば救えるかが、見えてくる」と。

子供の日にちなんで、子供の立場になって物事を考えてみよう!という内容でしたが、子供=顧客、大人=企業として読みかえてみました。するとどうでしょう。マーケティングのヒントを実に上手く捉えている表現になります。

マーケティングの原点は顧客志向。言葉で言うのは易しいけれど、実行するのは難しい。良く人は言います。しかし、考えて見て下さい。会社を離れれば、ほとんどの時間は顧客でいるはず。顧客の立場になったとき、どのような事を考えますか?素晴らしいサービスを受ければ、「また、来たい!」と感じるでしょう。不都合な経験を受けたとき、「どうしてこんな対応をするんだろう?もう行かないなぁ」と感じるでしょう。

顧客の立場で考えるためにも、顧客であるときに、受けたサービスや体験を良く考えながら自分の仕事にフィードバックする事が大切だと感じます。それをしなければまさに、「大人は、大人の目でしか子供を見ない」なのです。つまり、「企業は、企業の目でしか顧客を見ていない」になるのです。

「心で見なくては、ものごとはよく見えない。一番大切なことは目には見えない」。星の王子さま、サンテクジュペリ氏が残した素晴らしい言葉でした。



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