早嶋です。
「第13回筑後川くるめ菜の花マラソン大会」の受付用はがきが届きました。大会は来週16日、今回はハーフマラソンに挑戦です、なんやかんや忙しい合間にも少しずつ調整しています。
先日、あるメーカーの開発職の方々に対してお話した内容、「コスト感覚をお金に換算しましょう!」です。P/Lを見るときは、売上を見るのも大切ですが、下から見る癖をつけましょう!、とお話しました。
例えば会社の売上に対する営業利益率が2%だったとします。先日の研修も会社の研修でしたので費用は会社負担です。仮に、1人あたりの研修費用が2万円だとすると、この2万円はP/Lでは販売費及び一般管理費で処理されるので営業利益から2万円を減らす要因になっています。
注目する内容は、「営業利益2万円」の意味です。営業利益2万円をこの会社が稼ぐにはいくらの売上を上げる必要があるのか?です。この会社の例で考えると、営業利益率2%なので、実に100万円の売上に相当します。お分かりですね、1日2万円の研修を会社が負担すると言うことは会社にとって100万円の売上を失うことになるのです。もちろん、研修効果がありますので一概に言えませんが、あくまで数字の話で考えています。
働いている側としては、「2万円くらいすぐ決算してくれてもいいのに!」と感じるかもしれませんが、会社からすると100万円の売上に匹敵する価値があるのだろうか?ということです。
会社の利益率を把握しておけば、コスト感覚や経営者の意識が見えてきます。P/Lを下から読む癖、いかがですか?