やる気のコントロール③

2020年4月9日 木曜日

早嶋です。

やる気のコントロールにピグマリオン効果があります。ギリシャ神話に出てくるピグマリオンは、ある時、女神の像に心惹かれてしまいました。しかし彼女は石。そんなことお構いなしに毎日ラブコールをピグマリオンが送り続けたら、なんと、女神が動き始めたのです。

こんな神話からピグマリオン効果の名前がついたとされますが、思えば叶うという心理的な作用をさします。

1968年、米国の心理学者ロバート・ローゼンタールは、同程度の知能指数の小学生をランダムに選出して、1年間教育を施して頂きました。その方法は、先生に対して、選抜した将来伸びる子供たちだ。と告げたのです。

結果、選抜された子供たちの知能指数が高まったのです。先生は、将来伸びることを信じていたので、その意識が日常の行動に伴って褒めたり、相手のやる気を無意識に引き出すことを行っていたのです。まさに根拠の無い期待を1年間続けることでピグマリオン効果が観察できたのです。

やる気に対しては、他にも承認欲求といった、あの人に認められたい。というのもあります。親子にとっては当たり前ですが、部下上司だと、上司がやはりある程度の人間性を持っているなどする必要があります。また、ある程度の関係が構築されていなければ承認を期待するような行動を部下が取ることも少ないですよね。



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