早嶋です。
ブログは情報を発信する事より、双方向のコミュニケーションを図る上でとても優位な媒体だと思います。ネット上に公開されるため、読みたい人が自由にアクセスでき、簡単にコメントを返すことが出来るからです。
ブログが生まれる以前、企業のPRやメッセージはマスコミなどのフィルタを通して伝えられていました(今でもそうですが・・)。しかし、ブログを通じて企業は消費者である顧客と直接の対話が可能になりました。
このように考えると、企業のトップや経営陣がブログを活用して、顧客と対話することは、当然の行為かも知れません。もちろん、企業の大小は関係ありません。
企業のブログ活用と言う事で、05年1月にGM副会長のボブ・ラッツ氏がブログを開始しました(ファーストレーン)。ラッツ氏はフォーチュン100企業の中でハイテク企業を除き、はじめにブログをはじめた企業幹部として有名な人です。
ラッツ氏は、人間味溢れるスタイルと親近感をもたらす情熱によって、消費者とGMの製品、サービス、GMの将来の展望などを直接対話しています。実際、ブログ開設以降、GMに対して否定的なコメントや問題に対してもラッツ氏をはじめとする書き手が真っ向から取組んでいます。彼らは常にオープンで正直であり、GMで何が起こっているかの真実を伝えた結果、消費者と強い信頼関係を結ぶことに成功しています。
毎日、何らかの情報を発信する事によって、顧客と対話を行うブログ、企業のコミュニケーションツールとして、当たり前になる日も近いかも知れません。