心の知能指数

2020年1月29日 水曜日

早嶋です。

EQってなんですか?とワーク中に質問がありました。Emotional Intelligence Quotientの略称で心の指数とか心の知能指数と称されます。EQは自分や他人の感情を知覚して自分の感情を目的に応じてコントロールする能力です。

チームのリーダーやチームのマネジメントになると、考え方が異なる部下や後輩や仲間を率いる必要があります。その際に、自分の考えが全てで部下や仲間は何も解っていない。という立場に経てば、そのチームは混乱のままやがて解散するイメージが見えますよね。例え、トップの考えが優れていて合理的な判断だったとしても、その伝え方や相手との関わり方が相手に受け入れられ無ければ、合理的な考えを相手の心によってリジェクトされる可能性が高くなります。従ってIQと同時にEQを高める必要性があると思います。

ではEQはどうやって高くすることが出来るのでしょうか。いくつか私なりの考えを羅列します。まずは、「基本的に自分以外の皆は異なる」という認識に立つことだと思います。そうすることで、「どうして解ってくれないのか?」という前提が崩れ、「基本皆理解しない」という立場になれます。すると、違うからこそ他者を理解しようとする意思が生まれます。

当然、他人の言葉や言動に対しても感じる部分が強くなり、コンテンツそのものと同時に、「なんでそのような発言や行動を取っているのか?」という背景に興味が沸くようになります。するとこれまでと違って、相手を理解することで、共感する姿勢が生まれてきます。

次に、自分のことに対してです。人は時々イライラしたり、自分に対してどうしょうもない気分になることがあるでしょう。まずはじめにそのような時に、自分の怒りのポイントを整理することを試みます。そのために自分の強みや特徴を言語化して、更に自分が出来ることと、できないこと。あるいは自分の限界を知ることを努力します。そうすることで自分の怒りを徐々にコントロールすることができるようになります。

EQを鍛えるためには、自分の体調管理も大切です。食事、睡眠、運動、そしてストレス。これらのバランスを定期的に確認して、安定した健康的にも良い状態に保つことが大切です。状態が良くなれば、より自分自身を客観視することができ、イライラした自分が現れても、徐々に自分自身の対話ができるようになります。

何かに対して批判的な考えを持つ場合があると思います。そのときは悪い点だけではなく、常に良い点も合わせて見つける努力をします。そうすることで、常に自分が普段から見ていない視点で観察することになり、結果的に他者を理解するキャパシティが広がります。

実際、上記の取組が正解かは分かりませんが、結構意識的に行ってみて何年かトライした結果、昔よりはちょっぴりEQが高くなったのではと思います。まぁ、この修業が継続することが大切だと思いますが。



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