人生100年時代の新・社会人基礎力

2018年8月14日 火曜日

安藤です。

平成30年2月に経済産業省が『人生100年時代の新・社会人基礎力』を発表しています。
「人生100年時代」や「第四次産業革命」の下で、2006年に発表した社会人基礎力『3つの能力と12の能力要素』は重要性が増しています。

そこで、これまで以上に長くなる個人の企業・組織・社会とのかかわりの中でステージの各段階で活躍し続けることが必要となり、 3つの能力と12の能力要素はかわりませんが、新たに3つの視点 ①何を学ぶか   ②どのように学ぶか ③どう活躍するかについて追記されています。

3つの能力とは、一つ考え抜く力(シンキング)、2つ目は、チームで働く力(チームワーク)、3つ目は前に踏み出す力(アクション)です。12の能力要素は、1)の考え抜く力(①課題発見力 ②計画力 ③創造力)、2)のチームで働く力(④発信力 ⑤傾聴力 ⑥柔軟性 ⑦状況把握力 ⑧規律性 ⑨ストレスコントロール力)3)の前に踏み出す力は  (⑩主体性 ⑪働きかけ力 ⑫実行力)です。

「新・社会人基礎力」では、能力を発揮するにあたって、目的、学び、組合せのバランスを図ることで自らのキャリアを切りひらいていくことが位置づけられています。具体的には、どう活躍するか(目的)、何を学ぶか(学び続けることを学ぶ)、どのように学ぶか・組合せ(多様な体験・経験や能力を組み合わせる)です。
『キャリアオーナーシップ』という言葉が使われ、主体性を向上させ、自らの『持ち札』を増やすことでキャリアを切り開いていくことの大切さも記されています。

要は、個の成長と企業の成長のベクトルを合わせることが、生産性の向上が実現可能になり、「働き方改革第2章」で求められていることでもあり、主体性・モチベーションの向上がエンゲージメントの向上につながるということです。

益々、これかの時代、個人には主体的にキャリア開発が求められ、企業には個人のキャリア自律への支援・理解、柔軟な人事制度、人材活用方針、自社魅力の魅力化などが求められていきます。

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