複合型商業施設

2017年11月4日 土曜日

安藤です。

先日、広島にキャリアコンサルタント・産業カウンセラーの勉強会に講師として招かれました。数年ぶりの広島で駅周辺が大きく様変わりしたことに目を見張りました。その中の一つが、複合型商業施設“ekie”の存在です。
この“ekie”のコンセプトは、広島では昔から「エキ」と言えば「広島駅」として定着し、「エキ」という響きに愛着があり、「エキ=eki」に付加した「e」には、「広島の新しい目抜き通り」として、「eki」から「本通商店街」など中心部へ(=「e」)とつながる出発点を表現している。また「eki」が、毎日(everyday)、さまざまな交流や出会い(encounter)が生まれ、楽しさ(enjoy)と活力(encourage)が溢れる場所になればという願いも込めているとのことでした。

そこで気になったのが、人の流れが変わり旧来の商業地区やJRで繋がる周辺の町の商店街に影響を及ぶのではないかということです。例えば、九州では博多駅、鹿児中央駅、大分駅、長崎駅に駅と一体化した同様の施設としてアミュプラザが開設されました。

その結果、福岡であれば天神から博多駅、鹿児島は天文館から鹿児島中央駅、長崎は、浜町商店街から長崎駅、大分では駅前の複数の商店街から大分駅へと人の流れが変わったように感じます。

広島にできた”ekie” コンセプトでは『広島駅から商店街に続く』とうたっていますが、商店街の人達にとっては戦々恐々なのではないでしょうか。



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