早嶋です。
本日は、恒例になりました、歯科医師向けの売上アップセミナーを開催してきました。今回の開催場所は、広島でした。参加された方々、どうもお疲れ様でした。
さて、本日のセミナーの冒頭で話題になりました、リバースモーゲージについて。リバースモーゲージとは、持ち家などの自己所有の不動産を担保として融資を受け、死後に不動産を売却するという逆抵当ローンのことを指します。
通常のローンでは融資を受けてから、それに関しての元本返済と利息の支払いを行います。リバースモーゲージでは、通常のローンと異なり、利息や元本を返済するわけではありません。むしろ、年月がたつにつれて融資額が大きくなります。そして、最終的には、つまり、融資を受けている人が亡くなったら、担保として入れておいた不動産を処分して完済する仕組みになります。
自宅はあるけど、現金収入が少ない高齢者。自宅を手放さないで住み慣れた家に暮らし続けたい。と言うような方々が主なターゲットとなるでしょう。
以下、いくつか実際の例を紹介します。
【中央三井信託銀行】
こちらでは、65歳以上79歳以下で、土地付き一戸建てを所有している方を対象にしています。土地の評価額の50%分を、最長15年間の借入ができる商品です。対象の方がなくなった時に物件を売却してその支払い額が返済される仕組みです。不動産があるけど、貯金の目減りを不安に感じたり、豊かな老後のためにお金を有効に使いたいといった方々に向いていますね。上記で説明したように、これであれば、住み慣れた家を手放すこと無くお金が借りられるのです。
【トヨタホーム】
トヨタホームにもありました。これは、トヨタホームが提供しているサービスの中で「ライフサポートサービス」としての位置づけがされています。対象は60歳以上で、生活資金の援助を目的に、土地の評価額の50%を月額上限の30万円を融資する商品です。こちらもリバースモーゲージの考え方ですね。
この制度自体は、以前の日本でも行われていたようです。81年に東京都武蔵野市が導入して以来、バブル期の地価上昇を背景に、信託銀行や地方自治体が商品化や制度化を進めています。ただ、その後の地下の大暴落によって、担保割れを懸念した各種金融機関が新規の取扱いを止めていたのです。
居酒屋チェーン・ワタミの子会社が運営しているアールの介護も、老人ホームの入居一時金に対して、中央三井信託銀行と組んで、リバースモーゲージの仕組みを使った融資を行っています。
従来、老人ホームの入居に850万~1000万円もの額が必要になっていたため、限られた層の人しか入居が出来ない状況がありました。しかし、この融資制度を利用することによって負担が軽減されるのです。また、自宅が担保になったとしても、生きている限りは自由に使えることができるので、老人ホームに入居後も正月や盆だけを自宅で過ごしたり、老人ホーム自体になじめない場合でも退去しても家があるというメリットもありますね。
知っていると利用できる便利な金融商品、興味がある方は調べてみては。
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