早嶋です。
クラウドファンディングサイトで、昨日から興味深い動きが起きています。プロジェクトアップして早々の数時間で1,000万円近い金額を確保しているのです。
https://faavo.jp/minonokuni/project/839
目標金額550万にたいして、現時点で2550万円。FAAVOは地域の活性化に特化したクラウドファンディングでしたので、都内や一部の案件を覗いて、これほどまで騒がれることはありませんでした。というのも地域活性化に対してのプロジェクト支援額も100万円程度が最も多く、調達金額の平均値も最近は高くなっていますが70万円から80万円程度でした。これを考えると2,000万円以上の支援金額がプロジェクトをアップしただけで2日程度で4倍もの支援金額が集まるとはやはり異常です。
プロジェクトの内容は、『かつて阿蘇神社の深奥に安置され、日本中にその名を響かせた「蛍丸國俊」。残念ながら戦後の混乱で失われた名刀を、現存する資料に基づき新しく鍛え上げ、阿蘇神社へ再度奉納することを目標とする。(FAAVOサイト参照)』というもの。
確かに、興味深い内容ではありますが、何が原因でしょうか。考えられるのは、近年の日本刀ブームです。日本の名刀を擬人化したキャラクターが登場するゲームが今一部で流行っています。そのファンが早々にこの取組を支持しているという仮説が持てます。
http://www.dmm.com/netgame/feature/tohken.html
地域起こしであっても、支援者のフォーカスによっては一気にムーブメントを起こすことが可能な世の中です。この取組とターゲットを意識したファンディングは参考になりますね。