ビズナビ&カンパニーのカンパニーは仲間という意味。会社を設立して依頼、沢山の仲間に支えられてきている。その仲間な内部に限らず、外部にもいる。
親しくさせて頂いている友人。尊敬する人生の先輩でもあり大学の同期でもあり勝手にメンターだと思っている友人。頻度は少ないが自分の節目に必ずお会いする。年齢も職業も全く違えど、食事をしながらお話をさせて頂くことで、もっと頑張ろう!となる。
ボンドを卒業して10年以上。会社もまもなく10期目に突入。20代のコンサルペーペーもだいぶ脂が乗って、今年で38に。仕事を通じて、様々な経営者との出会いがあり毎回本気で取り組むことで互いに成長させて頂いている。というか私のほうが成長する機会を余計に頂いていると思う。
経営の理屈や理論は毎回新しい概念が出てきている。が基本的なことや原理原則は変わらないと思う。売上よりも費用を抑えて利益を残す。これを短期的な取り組みではなく長期的な取り組みで継続する。カネに追われるのではなく、そのカネはツールであり、そもそもの会社の存在意義でもある大義名分があるから皆の方向性が一致する。大義名分は個人とその周りの組織をチームに変える。共通のミッションがあれば自ずと組織が方向を揃え始める。が、それは自然現象ではなく経営者が意図的に継続的に続けなければならない行動。
全体の取り組みが組織として継続できるようにするためには仕組みをつくる必要がある。が、その仕組も時代の変化とともに変わっていくので定期的にゼロベースで見なおして、場合によっては過去を捨てる必要がある。組織は規模に応じて管理の仕方がことなるのでやはり変化に対応する考えが必要になる。が、人間は変化を基本的に好まないいきもの。そのじっととどまる物体に力を入れなければならないのでエネルギーが必要。
しかし人間は他の経営資源と異なり、命令しても、その命令を解釈した人間の納得度が高くなければ動かない。資源としての人ではなく、人としての資源であることを理解しなければならない。すると必然的に人の考えや心についても考察や視点を高くしなければならない。そのような考えはいろいろあるだろうが、基本的な家庭や日常の生活にも見いだせる。逆に言えば、そのような当たり前の考え方がベースになければ、大きな経営は難しくなる。
昨日の友人との会話の中で数百億のM&Aの選択と今日の晩御飯の選択は基本的に同じだということ。意図的に考えずに、こんなのがあるけどどうか?という問いになんでも良いよと答えるのではなく、都度、どちらがベターか。双方のことを考えながら選択肢を見出す。場合によって、選択肢を新しくしなおして新たな会を見出す。そのような取り組みを日々行うことが大切。経営の知識は確かに必要だが、それだけではうまい経営ができない、続かないということ。
妙に合点がいった。