3Dプリンターは製造業以外の分野でも大きな変化を起こすのですね。
簡単に想像が着く世界では、3Dプリンターを活用して甘受あさんの骨を作ること。これが発展すると細胞を用いた人工血管にも活用されるようになる。実際、この手の研究は進んでいるようです。世の中で何故に細胞の研究が進んでいるのか?細胞をもとにカタチを作ることができれば人工の臓器などの転用が可能になるという背景を知るとよくわかりますね。
参考:
人工血管: http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/140106/wec14010607320000-n1.htm
人工骨: http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0300H_T01C13A2000000/
これまでは、患者の疾患内臓周辺を3Dプリンタで作り、オペレーションの練習として使う程度だったと思いますが、今は実際に体内に埋め込むところまできているようです。
この場合、素材が生体内で免疫反応をどうおこすかです。当然、生体外のものを体内に取り入れるのでカラダは異物として認識して攻撃の対象になるとおもいます。通常は初期に炎症反応を起こして、その後、その物質の周囲をコラーゲンが沈着して、体内で悪さをしないように閉じ込めてから融和するなどするようです。ここらへんもその人の体内から取った細胞をベースに進めると免疫反応が緩和されるのでしょうね。
するともっと先には、生体内で自分で治療薬のようなモノを製造できるようにすることも可能ではないでしょうか。例えば、糖尿病などは、現在ではインスリンを食前に自分で注射します。それを、縦おば機能しない膵臓の一部を除去して、患者の細胞を培養して増やして、その細胞をもとに3Dプリンターで患者さんの模擬的な膵臓を作る。最後に血管をつないで自分でインスリンが体内で合成できるようにするなどです。製薬や医療の分野も劇的に変わっていくのでしょうね。
こんにちは。
今日の東京新聞に、京都大医学部で、肺の生体移植の話が載ってましたね。
事前に3Dプリンタで、ドナーの肺の模型を作り、血管とか細かくシミュレーションしたので、手術がうまくいった、という内容です。
いろいろ応用できるようですね。
細胞の研究と足し算で考えると、可能性がぐんと広がると思います。