リニア再び

2007年1月2日 火曜日

早嶋です。

中国国務院(中国の人民政府で中国政府に相当)のシンクタンクであるDRI(ディベロップメント・リサーチ・インスティチュート)は、06年の国営中国証券報向けのレポートで、2010年までの経済成長を平均で8%の伸び率で経済が成長していくと発表しています。

この数字は、上海の街中を歩くことで実感できます。僅か2年程度で、上海中心地の街並みが更に整備されていました。リニアモーターカー(以下、リニア)も、去年の3月に上海から杭州間の開発が決定しています。このリニアの開発は、2008年完成を見込んでいますが、2010年の上海万博の目玉のひとつになるでしょう。

計画では、上海から杭州までの175kmを、総投資額350億元で建設するようです。完成すると、現在の列車で2時間かかる時間が30分に短縮されます。実現すれば、上海でのトランジットの時間にちょっと杭州まで、といったことが可能になります。

上海-杭州リニアの産業面への影響はいかがでしょうか?現在、上海は長江デルタの中でも蘇州・南京とのつながりが強いです。リニアの開通によって、浙江省エリアとのつながりも強くなると考えられます。また、将来的に、この地区は、リニア以外にも2020年を目標に長江デルタ地区の電車を整備する計画があるので、上海をハブとした陸上の交通網がますます整備されることになります。

上海の不動産バブルの次は、杭州ということもありえるでしょうか?

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