早嶋です。
年末になると、各社から今年のヒット商品に関してのレポートがでます。今回は、博報堂のレポートからです。
博報堂による、06年のヒット商品と消費者に関するレポートによれば、消費者が今年流行したと思う商品の1位は、夏の全国高校野球大会で早稲田実情を初優勝に導いた斉藤投手で話題になった「青いタオルハンカチ」でした。続く2位は子供から大人まで幅広いユーザ層を獲得した「大人のDSに代表される脳年齢を測定するゲームソフト」、そして3位が「大画面薄型テレビでした。」
博報堂による今年の分析は、景気回復の実感が伴わない中で消費者が「自分らしさ」や「なりたい自分」を求める傾向を強めたと、しています。
また、以下のように消費行動の6つの傾向として、06年の消費トレンドをまとめています。
1)ちょっと賢い自分
今よりちょっと賢くなった自分を実感できる商品・サービス。例としては、大人のDSなどの脳年齢を測定するソフト、SUDOKU(数独)、大人の塗り絵・書写などです。
2)上質な自分
自分にとっての上質な生活を演出する商品・サービス。例として、プレミアムビール、三菱のiなど上質感のある軽自動車、高級IHジャー炊飯器などです。
3)健康っぽい自分
無理なく手間なく、キレイと健康が手に入る商品・サービス。例として、サントリーの黒烏龍や花王のヘルシアなど体脂肪のためのトクホ飲料、アサヒ飲料の酸素缶など酸素ウォーターや酸素缶、カカオ99%などのハイカカオチョコレートなどです。
4)繋がっている自分
よりいっそう繋がっている自分を確認できる商品・サービス。例として、mixiなどのSNS、ブログ、YouTubeなどの動画投稿サイト、ワンセグ対応携帯機器などです。
5)キャラのたった自分
人と違う位置づけ(キャラ)の自分になれる商品・サービス。例として、メガネっ子といったメガネをキャラクターの訴求ポイントとしたモデル、エアギターやネット発カリスマなどです。
6)誇れる自分
いつもより少し誇らしい自分を感じられる商品・サービス。例として、資生堂のTUBAKIなど日本女性の髪の美しさを引き出すヘアケア商品、藤原正彦著の国家の品格などです。
ということで、皆さんに其々のヒット商品があったと思いますが、皆様にとって今年はどのような1年だったのでしょう?
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