早嶋です。
高級家電の中で10万円前後する高級炊飯器が良く売れています。
その高級炊飯器ですが、従来のデザインと比較して高さが低くなり横幅が広くなっていることに気付きます。高級を追求した形なのか、いや、近年は安価な炊飯器のデザインも同様にずんぐりむっくりしてきています。ということは形に意味があるのだろう。
調べてみると、やはりそうでした。高さを低くすることで、炊飯器内の対流が良くなり熱がより均一に伝わり易くなるのです。結果、米がふっくら炊ける。また高さがあると、保温をしておくと、折角ふっくら炊きあがった米が上の重さによって下の米がつぶれてしまう。結果、べたっとした米になってします。これを防ぐ機能的なデザインでもあるのです。ただ、高さが低くなればそれだけ容積が小さくなる分、横幅を広げた。
というのが今の高級炊飯器の形の背景にあるのです。
へー、すごいですね。コロンブスの卵。こういうの、大好きです。
形には科学的な根拠があったのですね。