エコエネルギー実験

2006年11月19日 日曜日

早嶋です。

149万6000人。これは、JR新宿駅を1日に利用する乗車人数です。福岡市の人口(123万人)を超える人数が毎日、乗り入れしていることになります。JR新宿駅は、日本一、利用人口が多い駅で、次いでJR池袋駅(112万9000人)、JR渋谷駅(84万8000人)、JR横浜駅(76万9000人)、東京駅(75万9000人)となっています(JR東日本提供データを参照)。

JR東日本は、上記の人の流れから、エネルギーを作り出せないか?という命題の元、東京駅で興味深い実験を行っています。この実験は、「エコエネルギー実験」と称されています。驚くべきは、内容です。改札を通る人によって得られる運動エネルギーを電気エネルギーに変換すると言うものです。

振動を与えることで電気を発生させる、圧電素子を改札口の床に埋めます。改札口を通るたびに、人によってその圧電素子が踏みつけられ、振動し、電気を発生するという仕組みです。この実験は、現在、JR東京丸の内北口の改札6番通路で行われています。

この仕組みは、スピーカーの原理を反対にして応用したものです。スピーカーは電気を流して圧電素子を振動させて音を発生します。今回の発電の仕組みは、その反対です。実験の場所を改札口にした理由は、必ず、人間が通る場所を考えた結果だそうです。

気になる発電量ですが、まだ、発電の仕組みを1箇所しか置いていないため、1日の発電量は、100Wの電球が1分つく程度です。今後の課題は、発電効率を高めていくことにあります。

何は、ともあれはじめの一歩を踏み出したエコエネルギー実験。将来的には床面のあらゆるところに敷き詰められ、改札の電工掲示版の表示や、照明などが賄われる可能性も十分にあります。

—ブログマーケティング第4弾、ただいま実験中!—

実験の詳細は、ブログマーケティング『第1弾!』『第2弾!』『第3弾!』『第4弾!』をご覧ください。

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